とあるビジネスホテルで部屋に入ったとたん、すごい寒気が・・・

とあるビジネスホテルで部屋に入ったとたん、すごい寒気が・・・

フロントで鍵を受け取りホテルの部屋に入ったとたん、ものすごい寒気に襲われました。
季節は夏、クーラーは入っていませんでした。

とりとめのない事などなどです。

とあるビジネスホテルで部屋に入ったとたん、すごい寒気が・・・

 

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とあるビジネスホテルで部屋に入ったとたん、すごい寒気が・・・

 

当時サラリーマンだった私は、月に1回か2回くらい和歌山方面へ出張に
行っていました。

 

和歌山の田辺、そう白浜のあたりですね。

 

田辺で泊りか、串本あるいは新宮まで行って、泊まろうかとも思っていたので
ホテルの予約を取っていませんでした。

 

結局、取引先の方と話し込んでしまい、田辺に泊まることになりました。

 

ところが心当たりのホテルはどこも満室でした。
出張費の足が出るけどたまには白浜のホテルにでも
泊まろうかと考えていたところ、手ごろな宿泊費のホテルが見つかりました。

 

値段の割には、こぎれいな外観のビジネスホテルでした。
フロントでやけに愛想のいい、おねえさん(ここの娘さんかアルバイトか?)
からキーを受け取ると部屋に向かいました。

 

 

フロントでキーを受け取りホテルの部屋に入ったとたん、ものすごい寒気に襲われました。
季節は夏、クーラーは入っていません。

 

ふと見るとベッドの前の壁に絵の額がかけてありました
不思議なのは今でもその絵がどんな絵だったのか思い出せないのです。

 

そんな事したことがないのですが、なんかその絵が気になって
ふと、その額をひっくり返して裏を見ました。

 

背筋が凍るとはこのような事なのでしょう。
腕を見ると鳥肌が立っていました。

 

その額の裏にはお札が貼ってあったのです。
いままでお札なんか見たことがありませんでしたが
禍々しい雰囲気のある代物でした。

 

一時もその部屋に居たくなくて
荷物を持ってフロントにいそぎました。

 

「あの、すいませんけど部屋を替えてもらえますか?」

 

フロントのおねえさんは相変わらず、愛想よく
しかし、理由も聞かずに

 

「あ、いいですよ・・・」
(やっぱり、という表情をするかと思いましたが・・・)

 

あっさりと部屋を替えてくれました。

 

他の部屋が満室で、あの部屋に戻るくらいなら
最悪、車の中で寝ようかとも覚悟していたので一安心でした。

 

代わりの部屋は、なんの問題もなく安心できる部屋でした。

 

それでも、ヘタレの私は一晩中電気を消すことができませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

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