恐怖の報酬【オリジナル完全版】≪最終盤≫【Blu-ray】 [ ロイ・シャイダー ]
原作は1950年代のフランス映画である。
それを1977年リメイクしたアメリカ映画です。
私はだいぶ以前にオリジナルのフランス映画をテレビの
洋画劇場で見ている。
もちろん放映されたものはモノクロで吹き替えである。
今回、紹介するアメリカ映画の「恐怖の報酬」は
オリジナル完全版を謳い文句としている。
あれ、オリジナルはフランス映画だよね。
実は、大人の事情で再編集された92分の短縮版が
興行上映されていたものをカットなしの121分に再編集
したものが今回の作品なのです。
そのような意味でのオリジナル完全版なのです。
まあ、余談なので聞き流してください!
ストーリーはこんな感じです。
南米のとある油田で火災が起き、何日も燃え続けている。
懸命な消火活動も効果がない。
最後の手段として、ニトロの大爆発の爆風で鎮火するしかない。
ただ、油田は密林の奥深くにある。
すこしの衝撃で大爆発する危険なニトロを、
道なき密林の中どうやって現場まで運ぶのか。
そこで、油田会社の人は破格の報酬を提示して
この危険な仕事に応じる人を募るのです。
南米に流れ着いてくすぶっていた4人の犯罪者達が
破格の報酬に眼がくらんでこの仕事に挑むのでありました。
大量のニトログリセリンを油田火災の現場まで運ぶという
危険な任務を引き受けた4人の男たちは、恐怖の行程を進んでいく。
手に汗握る展開がくりひろげられるのです。
ニトロを満載したトラックはでこぼこの道や、かろうじて通れる峠を慎重に進む。
豪雨の中、朽ち果てた吊り橋をニトロを満載したトラックで渡らなければならない。
通り道に横たわる巨木で進めない、迂回路はない!
ダイナマイトを使って巨木を爆砕するしかない。
積み荷のニトロはすこしの衝撃で大爆発するので非常に危険な作業です。
また、反政府ゲリラの襲撃に遭い、銃撃戦となります。
次々と仲間たちが命を落としていく。
一人になったドミンゲス(ロイ・シャイダー)はトラックを
進めるのだが、岩に阻まれどうしようもなくなる。
そして最後には、腕で箱を抱えてダイナマイトを目的地の油田に運んだのでした。
たった一人生きて戻れたドミンゴスは破格の報酬を手に入れたのですが、
ドミンゲスを狙った殺し屋が車から降りてくる所で話は終わるのです。
オリジナルフランス映画の「恐怖の報酬」も結構ですが、やはりリメイクしたアメリカ映画の方が目の肥えた、今の人にはいいんじゃないかと思います。
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