標茶町(オソツベツと読みます)で被害が出ていて、前足の幅が18cm
もある事からOSO(オソ)18というコードネームがつけられました。
非常に知能が高く、なかなか姿を見せないところから
忍者グマとも呼ばれています。
体長高さ3m・体重推定400kg・前足の幅18cm
成牛を真っ二つに切り裂くパワーを持ち、用心深く知能が高い
大型の個体です。
SOS18は日中はまず姿を見せず。痕跡を残さないよう河原ではなく川の中を歩いたり、
足跡をつけないように橋の下を迂回したりして非常に頭が良いのです。
最初の被害が確認されたのは2019年7月です。
3年間に襲われた牛は合わせて65頭で、
被害額は2300万円にもなります。
被害に苦しんでいる農家の要請でハンター達が駆除を試みていますが
自然保護の団体から「かわいそう」「動物虐待」という
声が上がり、現地住民と自然保護の団体との板挟み状態になっています。
ハンターのなかには「ここに住んでみるか?」と嘆く声も上がっています。
OSO18は襲った牛を食べずに
「殺害してもてあそぶ」
こともある様子がうかがえます。
食べるために殺すのではなく、
殺すこと自体を楽しむなんてこわいですね!
知能が高いゆえの、屈折した習性なのでしょうか?
非常に知能が高く、夜間にしか姿をあらわさないOSO18。
ハンターの夜間の発砲は禁じられています。
もっとも、夜のヒグマ追跡なんて危険すぎますよね。
罠も見破り、夜間にしか行動しない非常に知能の高い
OSO18にハンター達も難儀しています。
そして、住民たちは経済的被害に悩んでいます。
いまのところは牛ばかりを狙って行動しているようですが
もっとも恐ろしいのは、OSO18が人を襲うように
ならないか、との懸念です。
地元住民の方が安心して暮らせるよう
事態が収拾することが望まれます。