カスクってご存じですか?ときどき自転車に乗っている人が被っている
ちょっとおしゃれなヘルメットみたいなやつです。
テレビ番組の「にっぽん縦断 こころ旅」で
火野正平さんかぶっていたやつです。
カスクが道交法「自転車ヘルメット努力義務」施行によって
注目を集めているようです。
この記事では
★カスクとは何か
★カスクとヘルメットの違い
★道交法「自転車ヘルメット努力義務」とは何か
★カスクが注目されているワケ
について解説します。
カスクは、ヘルメットが登場する以前、つかわれていたヘッドギアです。
かつてはツールドフランスなどのロードレースでも使われていました。
カスクは革製やウレタン素材でできた簡易ヘルメットです。
カスクの特徴として軽いので着用が楽、通気性が良いので快適である。
畳めるので持ち運びが楽などがあります。
持ち運びのしやすさで言えば、硬い性質をしているヘルメットは、重量がある分荷物になります。
一方でカスクは、非常に軽く持ち運びの際の負担は少ないと言えます。
防護力については、ヘルメットは堅い外殻があるので
カスクよりもヘルメットの方が強いとされています。
カスク | ヘルメット | |
---|---|---|
着用感 | 通気性があるので快適 | 熱がこもりやすい |
持ち運び | 折りたためるので楽 | かさばるので持運びはしんどい |
重量 | 軽量120g前後(商品による) | 250g前後(商品による) |
防護力 | お散歩、買い物には十分 | 堅い外殻があるので防護力が高い |
道路交通法(令和5年4月1日以降)
自転車を運転するすべての人がヘルメットをかぶることに
努めなければならないのはもちろんのこと、
同乗する方にもヘルメットをかぶらせるように努めなければなりません。
また、保護者等の方は、児童や幼児が自転車を運転する際は、
ヘルメットをかぶらせるよう努めなければなりません。
というように「ヘルメットをかぶるよう努めなければならない」と
道路交通法で定められましたが
努力義務なので「罰則」はありません。
ヘルメットやカスクを被っていないと
おまわりさんに注意されるぐらいです。
自転車に乗るときヘルメットなどを被っていない人が大半です。
同乗している子供にはヘルメットなどを着用させているけど
お母さんはなにも着用していない場合が多いですね。
考えてみれば
自転車で転倒したときのを考えればヘルメットやカスクを
着用して頭部を保護するのは重要な事です。
カスクであれば自転車を降りた後の
持運びがとても楽です。
軽量で畳めるのでバッグにも入れることができます。
また、オシャレなデザインのものがたくさんあるので
ポタリングなどのファッションアイテムにもなると思います。
そんなわけで、自転車に乗るとき被るなら
ちょっとオシャレでコンパクトなカスクに注目が集まっているのです。