株をされている方はチャートやテクニカル分析を用いて
売買タイミングの判断材料にされる方が多いと思います。
これらのチャートやテクニカル分析はFXと株で違ってくるのでしょうか。
結論から言います。
チャートの読み方やテクニカル分析の活用法は
基本は共通です。
しかし細かな点では相違があります。
その相違は下記の2点から起こってきます。
①流動性の違い
株の場合、東証一部の一日の動きは多くて3兆円です。
それに比べてドル/円の動きは一日100兆円を超えます。
圧倒的に通貨の取引市場のFXのほうが流動性が高いのです。
流動性の高い、すなわち圧倒的に取引量の多いFXは売りも、買いも
約定がしやすいのです。
一方、株の場合は銘柄によっては、思い通り株価が上がって売ろと
思っても買い手がなく指値で売れない場合があります。
買う時も思い通りに買えない時があります。
要するにFXのほうがテクニカル分析を効かしやすいと言えます。
②得られる情報量の違い
これはマーケットの違いから起こります、
株の投資対象は企業が発行する株式に対して
FXは各国の通貨という違いから起こります。
国内株式は
板(注文と売り注文がどうなっているか一目でわかる一覧表)や、
歩み値(株式取引が行われた履歴のようなもの)などの
データを証券会社が出していています。
また、会社四季報や企業のHPなどの
多くの情報が入手出来ます。
一方、FXはマーケットが通貨であることから
情報量が少ないのでチャートやテクニカル
を判断材料にすることが中心になります。
国際ニュースなどをチェックして各国の金融政策の動向を把握して
情報を補足する必要があります。
チャートやテクニカル分析の読み方のみならず、
リスク管理やメンタル面においても
FXと株は共通するところがあります。
ただ、流通量や情報量の違いにより
FXは株よりもチャートやテクニカル分析を
活用する局面が多いという違いがあります。
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