映画はまるで人生の教科書!映画を見るメリットとその魅力とは
私が映画を語るときに大切にしていることがひとつあります。それは映画をあまり観ない人に、映画を観ることに興味を持ってもらたいと思っていることです。好き嫌いは人それぞれなので、映画を観ることを押しつけようとは思いません。
しかし、私は映画が好きで、自分なりに魅力を感じているので、そうでない人にもその素晴らしさを伝えたいと強く思っているのです。
もし、この記事を読んでいる方の中に、映画をあまり観ない、あまり興味がない方がいらっしゃいましたら、この記事が映画に興味を持つきっかけになればと思います。
多くの人が魅了される「映画」の魅力とは何なのでしょうか。
エンターテインメントだから?何かを感じさせてくれるから?
もちろん、どちらも正解です。
でも、私は少し違うところに魅力を感じています。
それは、映画が人生の教科書のような役割を果たしてくれるというところです。
映画のなかの物語の主人公とそれを取り巻く登場人物。
劇中でそれらの人々が起こすドラマの多くは、友情や恋愛、信頼や裏切りなど、
それは人生においてしばしば出会うことのあるものです。
映画の中の人々がその出来事をどう受け止め、どう自分の感情と向き合い、
対処していくのか。
それは現実世界の私達が困難に直面した時、それにどう立ち向かい、どう乗り越えるか、
自分の感情をどう扱ったらよいかなどの大きなヒントとなるでしょう。
私が観た映画で「湯を沸かすほどの熱い愛」では、宮沢りえが演じる母は余命2カ月という宣告を受けました。
しかし母は残された時間を最後の最後まで、タイトル通り「湯を沸かすほどの熱い愛」で家族のために奮闘します。母の、その姿に感動を覚えて学ぶことができました。
フランス映画をリメイクしたアメリカ映画「恐怖の報酬」は、南米に流れ着いた犯罪者達が破格の報酬のためにニトロをトラックで運搬する危険な仕事に挑む姿を描いた映画です。
破格な報酬に魅了されてしまう姿、恐怖に打ち負かされる者、裏切り者、人間の醜い本質を垣間見ることができました。
このように、いろいろな経験を映画の登場人物を通して疑似体験することができます。
映画を「人生の教科書」だと思えるのは、映画を見ると、その物語そのものが自然と自分の体験と融合していくように感じるからです。
だから、私たちは映画に魅了されるのでしょう。
時には映画を観た人によっては、その映画に強く影響を受けてしまうことがあります。
例えば、「羊たちの沈黙」でアンソニー・ホプキンスが演じるハンニバル・レクター博士は変態の異常殺人鬼です。
みごと事件を解決した、ジョディ・フォスターが演じるFBI訓練生クラリスにレクター博士
はお祝いの電話を南米からかけます。
そして電話を切った後、南米の街並みに消えていくのですが、レクター博士が着ていた
白い麻のスーツが目に焼き付いて気になって、とうとう買っちゃいました。
(まあ、イオンでだけど)
変態の異常殺人鬼なのに・・・ 影響をうけちゃいました!
このように商業ベースでも映画の影響力は利用されることがあります。
映画で登場人物が身に着けていた時計や服、アクセサリや、車などはかなり売り上げに影響するようです。
また、アメリカでは、銃器のマーケティングに利用されることが多いのです。
ジョンウェインが刑事アクション映画「Mc Q」で使っていたサブマシンガン
「イングラムMAC10」は今まで売り上げが芳しくなかったのが急に売れ始めました。
007でショーンコネリーが拳銃をベレッタから「ワルサーPPK」に替えた時も
アメリカ市場でワルサーPPKの売り上げが伸びたのです。
まあ、日本では考えられないことですね。
影響を受けるのが物ならばまだいいのですが、その影響力は映画に出てきた
悪役に影響を受け、罪を犯してしまう前例もあります。
それほど、映画の影響力に大きなものがあり、観る人に悪い影響を与える場合もあります。
しかしながら、愛、勇気、希望など人間の善性に訴えかけ良い影響をおよぼす事の方が多いと私は信じるのです。
友人、知人、恋人、家族よく見知った人でも、最近会話がない、なんか気まずい時なんか
映画ネタは良いコミュニケーションになります。
相手の好みを考えて、自分が語るよりも相手にしゃべってもらえるように仕向けたり、
相手の言いたいことを察して上手に表現してあげる事ができれば
盛り上がると思います。
その映画への思い入れが強すぎて熱く語りすぎたり、
なんでこの良さが分からないかとイラつくのはウザがられますのでご注意下さい。
私の日常生活の多くの場面で、私の「映画好き」というパーソナリティーに助けられています。どんな場面でメリットを感じるかというと、一番大きいのは初対面の人と交流する場面です。自己紹介や自分の趣味について話すときに、好きな映画について話したり、最近見た映画の感想を話したりすることができます。映画は、初対面の人と話すときの良いネタになります。
そして次に、休日の過ごし方です。私は映画が大好きなため、休日は、一日中映画を見て過ごしことが多いです。家で5、6本続けて見ることもあれば、たまには映画館に足を運びポップコーンと飲み物を手に大画面と迫力の音響を楽しむこともあります。
映画を見ることで不思議と達成感を味わうことができ休日の楽しみになっています。
何もしないことに対して罪悪感を抱きがちな私にとって、
休日を無駄に過ごしてしまったと後悔することなく、
充実した休日を過ごせます。
その他にも、映画レビューを読んで、謎だった事がわかったり、
こういう見方もあるのかと感心したり、
ちょっと違うんじゃないと考えたりする楽しみがあります。
またサウンドトラックはその映画を回想させ、聞くだけで目がウルウルしたり、
勇気が奮い立ったりするなど、映画が好きであるということは数え始めればきりがないほどメリットがあります。
そのように多くのメリットを抱えていることが、
映画がこれほどまでに世界に知られ、受け入れられたカルチャー
である所以だと私は思うのです。
映画は、日々私たちの目の前に現れる大きなハードルを乗り越えるための人生の教科書といえます。さまざまなテーマで体験し学ばせてくれる素晴らしい教材であり、日常生活における初対面の人とのコミュニケーションのきっかけであり、休暇中の楽しみを与えてくれるエンターテイメントでもあります。この記事が、そんな多くのメリットを与えてくれる映画にもっと興味を持っていただける、きっかけになれば幸いです。
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